LP-LiC工法(技術審査証明:技審証第3004号)
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3月10日(金)LP-LiC工法ワークショップ

2017310(金)に「丸太打設液状化対策&カーボンストック工法(LP-LiC工法)」ワークショップを開催しました。
 
  2017310()に、木材会館において、「丸太打設液状化対策&カーボンストック工法(LP-LiC工法)」(主催:木材活用地盤対策研究会、共催:公益社団法人 土木学会木材工学委員会 土木における木材の利用拡大に関する横断的研究会、後援:木材利用システム研究会、特定非営利活動法人 リアルタイム地震・防災情報利用協議会)を開催しました。
 
  本ワークショップは、「丸太打設液状化対策&カーボンストック工法」の普及など、建設分野、特に地盤対策の分野での木材活用を促進することを目的とする当研究会の活動の一環として、林野庁様の平成28年度新たな木材利用創出プロジェクト事業 地域材利用促進のうち新規分野における木材利用の促進事業のご支援を受けて開催いたしました。当日は、様々な分野から100名に迫る方々にお越しいただき、熱気あふれるワークショップとなりました。
 
 開会にあたり、研究会会長の三輪滋(飛島建設()執行役員)から挨拶させていただきました。
最初に、林野庁 林政部木材利用課 木造公共建築物促進班 課長補佐 藤田聡様より「木材利用の促進に向けて」と題して、日本の林業、木材産業の現状とその分野の政策動向に関するご講演をいただきました。
  続いて研究会のメンバからLP-LiC工法の工法報告として最近の技術開発、炭素貯蔵量の分析、施工事例について報告させていただきました。研究会技術委員会委員長の沼田淳紀(飛島建設()技術研究所 主席研究員)より軟弱粘性土地盤への適用性拡大を目指した実験の中間報告、正会員の飛島建設の村田拓海(飛島建設()技術研究所)よりLP-LiC工法による炭素貯蔵効果についての報告、施工会員である()ABコーポレーションの油屋昌宏より福井市徳光での工事報告を行いました。
  特別講演では、太田猛彦先生(東大名誉教授)より「日本の森林の変遷と木材利用の価値」と題して、林業とその背景となる地球の歴史、地形や環境に関わる壮大なスケールのご講演をいただきました。
 
  また、会場後方に展示ブースを設け、研究会や研究会会員企業6機関のLP-LiC工法や木材活用に関わる展示を行いました。LP-LiC工法の施工手順の掲示、実物の掘削ビットなど迫力ある展示をご参加の皆様にご覧いただきました。さらに太田先生の著書の紹介や林野庁様、共催機関、後援機関の資料の配布も行い、これまでよりも多様な情報をお届けできたのではないかと思います。
  ワークショップの最後は、研究会理事の坂牧俊哉(住友林業(株)住宅事業本部 技術商品開発部長)から閉会の挨拶を述べさせていただきました。
  ワークショップ終了後には、よりリラックスした雰囲気の中で幅広い意見交換を行える場として、意見交換会を開催し、ここにも参加者の半分に近い40名を超える多くの方々にご参加いただきました。貴重なご意見をたくさんの方々からお寄せいただき大変ありがとうございました。
 
 本ワークショップもここ数年は毎年の開催となっていますが、いつもにも増して多くの方々ご参加いただき、とても活気あるワークショップとなりました。心より御礼申し上げます。また、ワークショップに関するアンケートも実施し多くの方にご意見をいただきました。ワークショップや意見交換会、アンケートでお寄せいただいた様々な貴重なご意見を、整理させていただき、今後のLP-LiC工法の発展、普及、および研究会の運営や情報発信に反映させていただきたいと存じます。
 重ねて御礼申し上げます。